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オーダー

~オーダーリュックサック編~

 

このリュックに初めて会ったのは5年前でした

持ち主は 海外旅行が趣味の男性

フランスで購入したお気に入りリュックのショルダー部分が

傷んでいて革で補強しました

 

その次は、3年前

右横にポケットを付けて欲しいというリクエストでした

 

そして3年がたちました

10年以上使い込んだリュックが上の写真です

 

新しいリュックが欲しいが、気に入ったものが

見つからないのでオーダーしたい

このリュックにそっくりな物を作って欲しい

いや、せっかく作るのだから一回り大きい物がいい

想い入れのあるリュックなのでデザインや色はそっくりがいい

 

あと10年は使うつもりでいるし、

年齢的に海外旅行ができるのはそこまでだろうから

「最後のカバンだと思う」

いい革を選んで欲しい

 

ドキドキするオーダーを頂きました

 

いい革にこだわってみますので、焼けることも考えて

色を任せていただくことと、飾り鋲の違いは

多少ごめんなさいとお受けしました

 

革探しは浅草橋です

やっぱりシボのあるいい革はお客様の理想より

やや濃いキャメル

色で選べば鹿革もありましたが

雨に濡れたり、汚れを考えるとバッファローにしました

2ミリの厚さはちょっと重くなるし、革屋さんのお兄さんに

相談して 1.5ミリに漉きました

ポイントやベルトにする部分は綺麗なスムース革

 

このあと裏地を選びに生地屋さんへ

金具屋さんでもなるべく同じような物を探しました

さてさて、翌々日くらいに材料が工房に届きました

型紙を作るものと、革に直接書くものとあります

革の表情というか傷を見ながら、表から書いちゃいます

 

革のパーツが切れました

私の右手はハサミの握りあとが赤く凹んでます

 

スムース革の方には赤茶のコバ塗りをします

 

 

メインのポケット周りが形になりました

一番楽しいところ!

いい感じ、いい感じって仕上がりをイメージします

 

リュックの背中側です

ファスナー付きポケットってこれです

 

今回は電気ペンでネームを入れました

ネームの位置ももちろん主のリクエストです

 

このミシン1cmくらいの厚さまで縫えますから恐いです

 

リュックの巾着口に穴を開けます

金具でたたいて抜く感じです

 

もう少し力が欲しい・・・いつもそう思うのです

 

そして左手負傷(^^;

怪我しないでバッグを仕上げたいものです

 

裏地に入りました

ポケットはファスナーありとなしを両面に

 

 

 

 

裏表の革を縫い合わせたら

穴の部分にトコノールを塗ってきれいにします

 

出来上がりました

 

時々写真忘れましたが・・・

 

お客様にも満足いただきました

お持ち帰りいただいて

後日あらためて、大満足のお電話いただきました

 

暖かくなったら

 

まずはどこ行くんだろうあのリュック

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